子宮がん検診
子宮がんには子宮の出口に発生する頚がんと赤ちゃんが育つ部分に発生する体がんがあります。最近は生活習慣の欧米化にともない体がんの増加傾向が見られています。
-実際の子宮がん検診の方法-
まず、ふつうの産婦人科の診察と同じように問診を行い、その後、内診や視診で膣の中や子宮の入り口を観察します。そして、がんが発生しやすい場所から細胞をこすりとる「細胞診」を行います。
この細胞診とは、綿棒などを用いて細胞を採取し、顕微鏡で観察し、顕微鏡でがん細胞が発生していないかを調べるものです。痛みもほとんどありませんし、数分で終わりますので安心して受診していただけます。検査を受けてから、おおよそ通常1週間から10日程度で結果がわかります。
がん検診を受けることで、がんではなく前がん状態を検出することが可能です。そして前がん状態の患者さんを注意して観察していくことでがんに進行していく人を早期に発見できます。またがんと判明しても子宮を温存し妊娠できる可能性を残す治療が出来ることもあり、そのためにも検診による早期発見が重要です。
体がんの検診も頚がんと同様に子宮の中に細い器具を挿入し、細胞を採取する方法(細胞診)で検診を行います。頚がん検診に比べると、やや痛み、出血を伴うことが多く、このような症状は、特に未産婦で高齢者の場合に多くみられます。最近6ヶ月以内に不正出血があり、年齢50歳以上、閉経後、未妊婦で月経不規則、などの条件を満たしている場合には検診を受けることをお勧めします。
当院は 新潟市子宮がん検診 実施施設です。
クリニック受付にて”市の子宮がん検診希望です”とお伝え下さい。